長寺遺跡 |
所在地:天理市櫟本町・楢町 |
長寺遺跡は天理市の北部に位置し、春日断層崖から西へのびる丘陵の先端および丘陵扇状地上に位置します。 現在の集落下に所在するため、遺跡として確認されたのは10年ほど前ですが、弥生時代中期と後期末から古墳時代に営まれた遺跡です。 後期の遺構は確認されていませんが、東に位置する東大寺山遺跡では、この時期の住居跡や二重の環濠などが検出されています。後期になると、長寺遺跡の人々が東大寺山遺跡へ移り、また、後期の終わり頃に長寺遺跡へ帰ってきたのではと見られています。 もしそうであるとすれば、後期の弥生社会を考える資料となります。 両者の関係が注目されるところです。 |
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