秋篠銅鐸出土地

所在地:奈良市秋篠字西山
 秋篠寺から西、約300mの丘陵上に位置します。明治時代以前に1口(個)、さらに明治22年(1889年)に当初のものより南西、約26mの地点で3口が発見されました。共に高さは21pほどで、弥生時代中期の石製鋳型で作られたものです。全体的に鋳損じが多いのですが、水鳥が描かれたものもあります。4口とも表面の多くが磨滅しており、使用による手ズレと見られています。
 東京国立博物館藏。

★秋篠1・3号鐸(中段階、扁平鈕1式・4区袈裟襷文)
★秋篠2号鐸(古段階、外縁付鈕1式・4区袈裟襷文)
★秋篠4号鐸(古段階、外縁付鈕2式・4区袈裟襷文)

  

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